親子で二人同日に入居できる老人ホームを探してほしい
入居検討者様の状況とお身体の状態
性別 | 女性 |
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年齢 | 母:93歳 次男:65歳 |
介護保険 | 母:要介護1 次男:申請中 |
認知症 | 母:有り。短期記憶障害 次男:無し |
必要な医療行為 | 母:無し 次男:無し |
既往歴 | 母:高血圧、高脂血症、イレウス |
ご相談者様
相談者 | 義娘(長男嫁) |
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相談者お住まい | 千葉県四街道市 |
ご希望エリア | 千葉市中央区・緑区 |
ご予算 | 月額費用:2人で月60万円程度 |
ご要望 | 親子で同じ老人ホームに入居希望。コロナ禍でも次男が1人で外出してかかりつけの精神病院に通院できる老人ホーム。 |
ご相談内容
対象者の長男のお嫁様から相談を受けました。対象者のお母様と次男様は長生郡のご実家で2人暮らしをされておりました。
次男様は40年くらい前の学生時代に統合失調症を発症。精神的に不安定ではありますが、ADL(日常生活動作)的には特に問題はなく、千葉市緑区の精神病院に毎月お一人で公共交通機関を利用し通院されておりました。
お母様はご高齢ではありますが、今まで特に福祉用具も使用せず自立されていたのですが、最近足腰が弱くなってきてここ2年間くらいは一切外出せず、身の回りの買い物や洗濯などは次男様と訪問介護を利用してお過ごしになられていました。
そんな折、お母様が夜間にトイレに行こうとしたときに転倒してしまい、幸い大けがなどには至りませんでしたが、ご自宅での生活は厳しいと思われ施設を検討することに。
お母様・次男様ともにご一緒に入居できる老人ホームを希望で、また、お互いの依存度が高い為、2室以上空室があり、2人同日に入所希望で、次男様が今まで通り、月1回、1人で外出してかかりつけの精神病院に通院できる老人ホームを希望されておりました。
また、ご夫婦やご兄弟で老人ホームに入居するケースはありますが、親子でも一緒に入居できる老人ホームがあるのか心配されておりました。
リーブスの対応
早速、リーブスで数軒の老人ホームに問い合わせたところ、どのホームもご夫婦やご兄弟で入所したケースはありますが、親子で入居したケースはないとのこと、ただ、特に問題がなければ親子での入居も可能との回答でした。
また、次男様が65歳で老人ホームに入居するにはかなり若い年齢な為、本人が入居に関して抵抗がないか、老人ホームによっては、その点の確認が必要でした。
次男様本人も老人ホーム入居に対し前向きなことをホーム側に伝えその点はクリアできましたが、次男様が1人で外出してかかりつけの精神病院に通院する点が各老人ホーム問題になりました。
昨今のコロナ禍では、通院の為であっても、公共の交通機関を使って外出するのは、人と接する機会が多くなる為、どのホームでも許可ができないということでした。
とはいえ、月1回は受診を希望されておりましたので、リーブスで次男様のかかりつけの精神病院に問い合わせし、まず訪問診療を行っているかを確認し、また、具体的に候補の老人ホームの場所を伝え訪問診療が可能な範囲に該当しているか確認しました。
病院に確認し、訪問診療が可能な老人ホームに絞り、念のため老人ホーム側にも訪問診療を入れても良いか確認した上で、候補の老人ホームを絞り、ご提案させて頂きました。
長男のお嫁様を窓口に長男様、次男様ご本人にも老人ホーム入所後は、通院ではなく訪問診療で受診して頂くことをご了解頂き、候補の老人ホーム2軒を見学することになりました。
リーブスの提案ホーム
ホーム① 千葉市中央区の介護付き有料老人ホーム ※入居ホーム
定員30名の介護付き有料老人ホームの中では小規模の老人ホーム。小規模な為、空室が出づらいが、今回は同フロアに2室空室があり、お母様・次男様同時に入所できる。
ホーム② 千葉市緑区の介護付き有料老人ホーム
お身体の状態によってフロア分けしている介護付き有料老人ホーム。お母様は介護フロア、次男様は自立フロアと階はことなるが、各フロアに空室があり同日に入所出来る。
ホーム③ 千葉市緑区の介護付き有料老人ホーム
新規オープン予定の介護付き有料老人ホーム。24時間看護師常駐。新規オープンで空室は十分ある為、同フロアの隣通しの居室に入所できる。
ホーム④ 千葉市緑区の住宅型有料老人ホーム
介護職員24時間常駐、看護師も日中常駐しており、介護付き有料老人ホームとほぼ同様の体制の住宅型有料老人ホーム。同フロアに空室はないが2室空室があり同日に入所できる。
結果
ホーム①とホーム②を見学し、小規模で目が行き届きやすく、転倒などしないよう見守りが充実している点と、お母様・次男様が同日に同フロアに入所できる点が決め手となり、ホーム①に申し込みしご入所されました。入所してから数日後、老人ホームの担当者に確認したところ、『親子での入所はホームはとしてもはじめてでしたが、お母様・次男様ともに穏やかに過ごされている』とのことでした。
担当相談員からのワンポイントアドバイス
・親子での老人ホーム入所実績があるホームは非常に少ないが、必ずしも親子というだけで受け入れできない要件にになる訳ではないので、入所できる施設もある。
・精神の疾患限らず、老人ホームに入所後、通院が難しい場合は、訪問診療の切り替えも検討する。
・精神の訪問診療は、内科の訪問診療と違い行っている病院・クリニックがまだまだ少ないので、地域によっては無理なケースもある。