交通事故により頸椎損傷。本人に老人ホーム入所を納得してもらう為にも、リハビリテーション病院退院後もリハビリを継続させたい。
入居検討者様の状況とお身体の状態
性別 | 男性 |
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年齢 | 86歳 |
介護保険 | 要介護4 |
認知症 | 無し。多少認知の低下は有り。 |
必要な医療行為 | ストマ(人工肛門) |
既往歴 | 糖尿病、直腸がん、急性硬膜下血腫 |
ご相談者様
相談者 | 娘(長女) |
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相談者お住まい | 千葉県千葉市若葉区 |
ご希望エリア | 千葉市若葉区・中央区・佐倉市 |
ご予算 | 入居金:0円 |
ご要望 | 本人老人ホーム入所に抵抗が有り、本人を説得する口実の為にも、リハビリを継続できる老人ホームに入所させたい |
ご相談内容
千葉市の病院のソーシャルワーカー様からリーブスを紹介された娘様から相談を受けました。
お父様は奥様と2人暮らしをされておりましたが、3か月程前に軽トラックを運転中に交通事故を起こし頸椎を損傷。急性期病院からリハビリテーション病院に転院し、病院でのリハビリ時は支えがあれば歩行器を使用して歩けるくらいまで回復されました。
しかし、元々ストマ(人工肛門)を付けており、入院前までは自分で管理していましたが、今回の入院で右半身麻痺が残ったのと若干認知の低下もみられる為、今後は自分での管理は難しく同居の奥様も高齢で世話をするのは難しく老人ホームを検討することに。
ご家族様としては老人ホームに入所してもらいたいのですが、お父様ご自身は入院直前までお元気にお過ごしになられていたこともあり、自宅に帰ることしか考えておらず老人ホームに入所するのは抵抗があるとの事。
ストレートに退院後は老人ホームに入所する事を伝えてもお父様が嫌がるのは目に見えているで、『老人ホームに入所するのは、自宅に戻るワンクッションで、もう少しリハビリを継続する為』と伝えてどうにか納得させたいのと、実際リハビリを継続してもっと良くなるにこしたことはないので、リハビリに力を入れている老人ホームを提案してほしいというご相談でした。
リーブスの対応
基本的に、老人ホームで行うリハビリは機能回復を目的としてではなく、機能維持を目的とした生活リハビリがメインとなります。
生活リハビリとは、トイレや着替え、入浴、食事等の日常生活動作そのものをリハビリとしてとらえ、手助けが必要なときのみ適切な介助を行うことで能力の維持向上を目指すものです。
リハビリで機能回復を目指す場合は、理学療法士や作業療法士等のリハビリの専門家による個別リハビリを受けられる老人ホームが対象となってきます。
今回のケースでは、お父様が老人ホームに入所するのを納得してもらう為にも、リハビリに力を入れている老人ホームを選定する必要があったので、理学療法士もしくは作業療法士による個別リハビリを実施している老人ホームに絞って4軒の老人ホームをすぐにご提案致しました。
提案した老人ホームの中から3軒の老人ホームを見学し、医療法人が運営母体で老人ホーム自体には理学療法士や作業療法士はいないが、同運営法人の病院の整形外科に通院し、老人ホーム入所後も理学療法士によるリハビリ受けることが出来る老人ホームにお申し込みされました。
同運営法人の病院で協力病院にもなっているので、通院の際の付き添い送迎も無料で老人ホームのスタッフが対応してくれる点もお申し込みの決め手となりました。
当初、老人ホームに入所するのに抵抗があると思われていたお父様も、老人ホームに入所後も、病院に行って専門的なリハビリを受けれることを伝えたところ、全く抵抗なく受け入れてくれました。
リーブスの提案ホーム
ホーム① 千葉市中央区の介護付き有料老人ホーム ※入居ホーム
運営母体が医療法人の老人ホームで、理学療法士や作業療法士はいないが、同運営法人のグループ病院の整形外科に通院し、老人ホーム入所後も理学療法士によるリハビリ受けることが出来る老人ホーム
ホーム② 千葉市若葉区の介護付き有料老人ホーム
看護師が24時間勤務。理学療法士が常勤しており、個別リハビリと集団リハビリ体操を実施。ホテルのような内装で老人ホーム入所に抵抗がある方にも人気の施設。
ホーム③ 千葉市稲毛区の介護付き有料老人ホーム
作業療法士が常勤しており、個別リハビリを実施。作業療法士ならではのリハビリにもなるレクリエーションにも力を入れている。
ホーム④ 千葉市若葉区の介護付き有料老人ホーム
看護師が24時間勤務。老人ホームと提携している外部の理学療法士が週3日程度老人ホームに訪問し、個別のリハビリを実施している。
結果
老人ホーム入所後も通院対応を無料で老人ホームのスタッフが行ってくれて、病院の理学療法士によるリハビリ受けることが出来る老人ホーム①にお申し込みされました。
担当相談員からのワンポイントアドバイス
・生活リハビリはあくまで機能回復ではなく、機能維持を目的としたリハビリ
・機能回復を目指す場合は、理学療法士や作業療法士等のリハビリの専門家から、個別のリハビリを受けれる老人ホームがベスト
・老人ホーム入所を本人が嫌がる場合は、『在宅復帰の為のワンクッションとしてリハビリを受けれる老人ホームに入所する』と説明するのも効果的