ご相談事例

夫婦2人ともに認知症があり妻が入院。退院後夫婦2人で入居できる夫婦部屋がある老人ホームに入りたい

入居検討者様の状況とお身体の状態

性別 夫婦
年齢 夫:84歳 妻:86歳
介護保険

夫:申請中 妻:申請中 ※夫婦2人ともに要介護1・2になる見通し

認知症 夫:有り 妻:有り
必要な医療行為 夫:無し 妻:バルーンカテーテル、褥瘡(じょくそう)
既往歴

夫:静脈瘤 妻:静脈瘤、尿路感染症

ご相談者様

相談者 娘(長女)
相談者お住まい 神奈川県横浜市戸塚区
ご希望エリア 入居検討者宅(千葉市美浜区)から近くの千葉市内
ご予算

月額費用:2人で40万円くらい

ご要望

夫婦で入れる老人ホームで、できれば夫婦部屋を希望。妻の病院退院後、夫と同日に老人ホームに入居したい。

ご相談内容

千葉市美浜区の地域包括支援センター様からリーブスを紹介された娘様から相談を受けました。

元々、ご両親は千葉市美浜区のご自宅にご夫婦でお暮しになられていました。ご夫婦2人ともに高齢で認知症があり、以前から横浜市に住んでいる娘様の方で老人ホームを検討されていましたが、なんとか夫婦2人暮らしが出来てるうちはご自宅が一番良いと思い具体的に探してはいませんでした。

そんな矢先に、お母様が認知症により食事をしっかり摂れておらず、一緒に住んでいるお父様も認知症の為、お母様の食事の世話をすることができず、お母様は衰弱してしまい急性期病院に入院されたとのこと。

入院当初は褥瘡(じょくそう)もあったが徐々に良くなり退院できる見通しが出てきたが、退院後また夫婦2人での生活に戻ると今回と同じことになるので、お母様の退院時に合わせて夫婦2人で入れる老人ホームをお探しになっているとのこと。

夫婦2人ともに認知症があるので、認知症のケアに慣れていて、出来れば夫婦別々の居室ではなく、2人で入れる夫婦部屋がある老人ホームで、お母様は一端急性期病院からリハビリ病院に転院すると退院期限が3か月以内となるので、その期限内に入れる老人ホームを探してほしいとのことでした。

また、娘様は神奈川県横浜市にお住まいの為、千葉県の老人ホームに入居する場合、老人ホームとの入居契約を結ぶ際に身元引受人として娘様がなれるのかを心配されておりました。

リーブスの対応

夫婦部屋をご希望される方は多いのですが、夫婦部屋がある老人ホームは非常に少ないです。自立型のサービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームだと比較的夫婦部屋があるホームが多いのですが、認知症や介護に手厚い介護付き有料老人ホーム程、夫婦部屋が少ない傾向にあります。

また、元々少ない夫婦部屋ですので、空きが少ない為にすぐに入居できず申込をして数か月待機待ちするケースも多いです。

今回のご相談の場合、夫婦2人ともに高齢で認知症があり、お母様の方は医療行為に褥瘡(じょくそう)とバルーンカテーテルがありましたので、老人ホームの種類としましては介護付き有料老人ホームがベストとなります。

すぐにリーブスの相談員が、夫婦部屋のある老人ホームをピックアップしました。ピックアップした中から、現状満床で待機者の数から考えると退院期限内に入る可能性が低い老人ホームは候補から外し、現状で空きがある、もしくは直近に空き予定があり、退院期限内に入ることが出来る老人ホームに絞って、娘様にご提案致しました。

ピックアップしたホームは全て事前に、認知症のケア、褥瘡・バルーンカテーテルの管理の対応が可能かどうか、キーパーソンの娘様が遠方で横浜市にお住まいなのは身元引受人上問題ないか等確認した上で、娘様にご提案させて頂きました。

後日、娘様と2件の老人ホームを一緒に見学し、稲毛区の老人ホームにお申し込み頂きました。

リーブスの提案ホーム

ホーム① 千葉市稲毛区の介護付き有料老人ホーム ※入居ホーム
駅からは離れていてバスで40分程の立地。近隣の福祉・医療従事者の方からの評判がよく、夫婦部屋に1室空きがあり。

ホーム② 千葉市稲毛区の介護付き有料老人ホーム
現状夫婦部屋は満床だが、夫婦部屋を1人で使っている入居者がおり、その方が1人部屋に移る予定なので、退院期限内には夫婦部屋が空く予定のホーム。

ホーム③ 千葉市花見川区の介護付き有料老人ホーム
夫婦部屋の空き予定はないが、1人部屋の中にドア1枚で隣の部屋と繋げられるコネクティングルームタイプの居室があり2室空きがあり、実質夫婦部屋として使用できるホーム。

結果

ご提案した老人ホームの中では一番遠かったですが、近隣の福祉・医療従事者の方からの評判の良い点が決めてとなり、ホーム①にお申し込みなられました。2か月後、お母様の退院期限内に無事ご夫婦2人で同日に老人ホームに入所されました。

担当相談員からのワンポイントアドバイス

担当相談員 葉老人ホーム・介護施設紹介所リーブス 相談員 佐々木 嶺佑 佐々木嶺佑

・ご夫婦で老人ホームに入所する場合、夫婦部屋は絶対数が少なく空きが少ないので病院に入院中の方等、期限が決まってる方は早めに探し始める。

・ご夫婦の内、片方もしくは夫婦2人ともに認知症がある場合は、認知症の程度にもよるが、同じ夫婦部屋があるホームでも認知症のケアの面を考えると、サービス付き高齢者向け住宅よりも介護付き有料老人ホームがお勧め。

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